【あらすじ】
愛は時々、永遠だと言われる――。
十七歳の私が車掌を務めるロープウェイには誰も乗ってこない。私は家の近所の空き地から火星まで、ほとんど毎日朝夕一往復ずつの便でロープウェイを運行している。しかし火星には誰の家も学校も会社もなく、あそこはただ赤土の大地が広がった寒い惑星なのだから、わざわざ足を運ぼうなんて物好きな人は滅多にいなかった。
【概要】
ジャンル:SF(すこしふしぎ)
原稿用紙枚数:50枚
読書時間目安:30~40分
初版脱稿:2013年5月21日
加筆修正:2013年11月6日
【初出】
Twitter(@Tachibanashi)
この小説は「角川Twitter小説コンテスト」へ投稿したものに、大幅な加筆修正を加えたものです。